夜のしめやかな願い

本当に宗臣は縁を切りたかったんだなあ。

つくづくと思い知らされ、足を引きずるように歩く。

昨晩は宗臣の状態が悪化しないかと不安で、眠れなかった。

疲労が気持ちに拍車をかける。

悲しい。

悲しい、悲しい。

さゆりは視線を伏せて、胸の中で呟いていた。

< 129 / 187 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop