夜のしめやかな願い

なんだか可笑しくなってきて、ちょっとだけ笑い声はあげてみた。

正直、宗臣の所に行くのは怖い。

でもここで逃げたら、本当に二度と宗臣の前に立てなくなる。

それだけは嫌だった。

宗臣に二度と会えないのは嫌。

たとえ殺されかけたって。

そうやって、さゆりの〝おにぎり参り″が始まった。

毎日、おにぎりを投げ入れては、ダッシュで後にする。

ここ最近では楽しくなってきていた。

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