無気力少女は必要以上に迫る男共がお嫌い。






 突然、目の前のドアがガチャリと音を立てて開いた。



 私はまだドアノブを触っていないのだから、ここの住人が来たに違いない。



 これはまた面倒な展開になりそうだなと思いながら、やっぱりと言うべきか。最悪だ。住人と目が合ってしまった。



 「あれ、君誰…?」



 三人の内、片方が驚いたような目を向ける。



 二人は全く動じていないけれど、警戒心Max態勢にでもなったのか無表情でこちらを見ていた。




 「…誰お前。はやく、出てけよ」



 君ら仲良しだね本当。一緒にいたら、最初に問いかける言葉も似るのかな?



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