外見9割、性格1割。

満腹になった私は
もう一度、駅で白戸くんに頭を下げる。

愛琉「今日は本当にありがとう。
ハンバーガー奢って貰っちゃって。」

白戸「新川のあの食べっぷりが
見られるのなら喜んで奢るよ。」

愛琉「白戸くんといると太りそうだね。」

白戸「そっか。新川はモデルだもんな。」

愛琉「冗談だよ。」

白戸「良かった。」

白戸くんの乗る電車が駅のホームに
やって来るとさっきから
何度聞かれたか分からない言葉を
もう一度繰り返した。

白戸「本当に送らなくて平気か?」

愛琉「大丈夫だよ。
1駅乗れば着く距離だから。」
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