外見9割、性格1割。
泣いていいのは私じゃない。
泣いていいのは鬼男なんだ。
愛琉「そう。彼女の事
大切にしてあげてよ。」
分かったから。
もう勝ち目はない。
そんな話聞いちゃったら
何も言えなくなるじゃん。
でも、相変わらずな鬼男は
病室を出ようとする私の腕を掴んだ。
築「新川!」
その手を思い切り振り払った。
もうこの場から逃げたいんだ。
愛琉「呼び止めんなっ!
あんた、優しすぎるんだよ!
私が泣いてるのなんて
放っておけば良かったじゃん。
大切なもの、決まってるくせに
告白もさせてくれないまま
私の事振ったくせに
そんなの反則だよ。」