外見9割、性格1割。

芽衣の病室には戻らずに
私たちはロビーへと向かった。

愛琉「私、荷物取りに
学校行かなきゃならないから帰るね。
芽衣にもそう伝えて。
これ、皆の飲み物。」

白戸「ごめん。」

愛琉「え?」

白戸「その頼みは聞けないや。
俺も新川と一緒に帰るから。」

愛琉「さっきは泣いたりしてごめん。
でも、私は平気だから。」

白戸くんは大きく首を振った。

白戸「1人で帰す訳にはいかない。
新川の涙見ちゃったら
そうですか。なんて言えないよ。
ほら!行こう。」

強引に私の腕を引き病院を出た
白戸くんは学校に着くまでの間
一言も話さなかった。
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