外見9割、性格1割。
白戸「新川が言わないって事は
まだ俺にも可能性あるって事じゃん。
今ここで俺が優しくして新川の
気持ちが変わればいいなーって
下心があるのは認めるよ。
けどさ、人の気持ちっていつどうなるか
分からないから。最後の最後まで
俺は可能性にかけたいよ。」
白戸くんに気付かされた。
私は鬼男と同じ事をしようとしてた。
白戸くんの気持ちも聞かず
本当に私の事を好きかどうか
確かめもせず断ろうと思ってた。
その辛さは知ってるはずなのに。
白戸「だから最後まで新川の気持ちは
聞かない。でも俺が好きでそうしようと
思ってるだけだから、迷惑だったら
新川から言ってよ。」
愛琉「...うん。」
白戸「さっ!弁当箱取って帰ろう。」
屋上に着いた白戸くんは
私のお弁当箱を見ると笑っていた。
白戸「マジか、新川。
こんな弁当箱なんだ!
すげぇ!お重弁当じゃん!」
愛琉「軽蔑した?」