外見9割、性格1割。

愛琉「...そうだけど。」

築「一緒に温めた方が電気代も浮く。」

愛琉「うん。」

一緒に暮らし始めた頃は
鬼男のこうゆう小言とか貧乏くさい所とか
大嫌いだったけど、今はそれが嬉しくなった。

私の事を1番よく知っている
鬼男だからこその優しさだと思える。

ーチン

電子レンジの音が聞こえ
私がそこへ向かうと後ろから
鬼男がやって来る。

築「座ってろ。」

愛琉「あんたが座っててよ。
持って行くから。」

築「熱いだろ。
俺が運ぶから座ってろ。」

ほら、言葉足らずだけど
いつだって鬼男は優しさに溢れてる。

ダイニングテーブルに温めたばかりの
料理を置くと鬼男はそれを食べ始めた。
< 247 / 424 >

この作品をシェア

pagetop