敏腕室長の恋愛遍歴~私と結婚しませんか~
「あ……、阪井くん?どうかした?」
後ろを振り向くとそこには先ほどイケメンランキングで15位だったと言っていた阪井くんが立っていた。
「神田さん、二次会行くの?」
「うん。今日来るの遅れちゃったし。もう少しみんなと話したいなって思って」
「そうなんだ。神田さん、いつも一次会で帰るから今日もそうかと思って、俺も一次会で帰るつもりで明日の朝イチ出張入れちゃったんだ」
少し顔を赤くしてそう話す阪井くん。
何だか今の言い方だと、私が来ないと思ったから自分も行かないつもりだった、みたいな?
何だろう、これっていい方に取ってもいいのかな。
それとも私が都合よく解釈しすぎなだけ?
「いや、俺さ、さっきの彼女にしたい子ってやつ、神田さんに投票したんだよね」
「え……」
「あ!ごめん、こんなこと言われても困るよね」
「う、ううん、だ、大丈夫。えっと、あ、ありがとう……?でいいのかな……」
今まで意識してなかったのに、突然こんな風に言われるとドキドキしてしまう。
イケメンランキングで15位になったのも納得するぐらい整った顔立ちだし、所属してる企画営業部でも将来を期待されてるぐらい優秀だと聞いたことがあるし。
とにかくフラれたばかりの私にはこういうサプライズは傷付いた心を癒す効果が抜群で、変に意識してしまって顔が熱くなる。