ボクは初恋をまだ、知らない。
そんな写真を見つけてしまった瞬間、
ボクの血の気が引いていく感覚に襲われた。

珠璃さんが、黒髪に変わった事。

でも、太陽先生の髪色は

当時と何も変わらない事……。

想像力が働いてしまって、
今ボクの脳内は完全に"女子"モードになってる気がした。

「月村、遅くなって悪い。」

扉を開けたままにしてたから、
太陽先生が来たことに気づかなかった。

とゆうか、足跡で気づけたのにとかそれどころでもない…。

太陽先生は、ボクがアルバムを開いている事にすぐに気がついて…無言で扉を閉めると、ボクの方に近寄ってきた。

「……月村、見たのか?」

「あのっごめんなさい…やっぱり気になって。」

叱られる…そう思って、体が自然に後ずさりしてしまう。

だけど、太陽先生は肩を落としてため息をついた。

それを聞いた瞬間、
信頼を失ってしまったような気がしたボクは深く傷ついた…。

自分のせいだけど…。
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