ボクは初恋をまだ、知らない。
「まぁ、いつかは見られると思ってた。」

だけど太陽先生は叱らずに椅子に座った。

それが逆に益々ボクの罪悪感を上げてしまって…

「勝手に見ちゃって本当にすみません!!」

太陽先生の座る手前で土下座をした。

「お、おい…月村そこまでしなくても…」

「いえ…太陽先生が見せたくない理由があるって分かってたのに…本当にすみません。
大人の事情に介入するような事しちゃって本当にすみません!!」

まるで王様と下僕のような光景だと思う。

でもボクが出来る対応は、それしかなかった。

「もういいから、顔上げろ?」

太陽先生の優しい声が聞こえたと同時に、

頭にワシャワシャと撫でられた感覚がした。

でも…顔をあげれなくなった。

土下座でついた手に、ボクの涙が落ちたから。

「え…月村、泣いてるのか?」

「あれ?……なんで……」

自分でもビックリした。

なんでボク、泣いてるの?

あの写真を見たから……??

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