ボクは初恋をまだ、知らない。
ボクが顔色を取り戻すと、
太陽先生は顔色が赤くなった。

やる気も出てきたボクは、
会場の廊下をスキップで走り出す。

「なんか楽しくなってきたー!!
太陽先生っ!ありがとう!!」

会場に入る前にとびっきりの笑顔を見せると、

太陽先生も笑って

「頑張れ。」と言ってくれた。


ーーーーーーーー

「あっ!月村さん戻ってきた!」
「大丈夫?急に倒れたからビックリした。」

会場に戻ると、同じクール系ブースの子達が、ホッとした笑顔で声をかけてくれた。

「もう大丈夫だよ。
心配してくれてありがとう。」

「うん!クール系のドレスもね、見てくれるお客様増えてきた所だよ!」
「初めはどうなるかと思ったけど、皆ちゃんと1着ずつ丁寧に採点もしてくれてるし!まだまだこれから頑張れるよ!」

「そうなんだ…良かったぁ。」

お客様達も、このイベントを楽しんでくれてるんだと分かった。

「ツッキー!!」
「わぁっ!?…るなか!」

後ろからるなが抱きついてきた。

「体調大丈夫?!」
「うん!もうへっちゃらだよ。」

頭を撫でてあげると、ふにゃーっと緩んだ顔をした。
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