クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。


「このガードは特別寮の生徒しか持てないものだからね。他の生徒とは少し違う」


「えっ?!そんなカードをなぜ……」


「なぜって、いくらメイドとはいえ、住んでるのは特別寮だろう。それに、この学校にいる以上、保護者はこの私だ。なにか必要なものがあれば、学校近くのショッピングモールでこのカードを使って買い物すればいい。この区域ならほとんどのところで使えるから」


「……っ、えっ、」


「何を固まっているんだ。メイドだと言うことがバレただけで落ち込んでいる暇はないぞ。これからもたくさん働いてもらうからね。今日の午後から出張で私はいないから、今後も何かあれば神部に話しなさい。彼は口うるさいがまっすぐで立派な人だから」


理事長は、固まってる私をよそに、少し早口で話してから、あっという間に席をたって「ではまた」と言って、ラウンジを後にした。


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