クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。
「っ、ありがとうございます」
「ただ……」
「……?」
小さく呟いた明人さんに首をかしげる。
「その写真を撮った生徒、誰なんだろう」
「あっ、確かに……でも、同じクラスはもちろん
別のクラスにもよく思ってない人はいるだろうし、特定するのは難しいですよね。それに、気持ち、わからなくもないですし。そりゃ嫌ですよ。あのみんな憧れの3人の一番近くに私がいるなんて」
きっと、たまたま今回の人が私が特別寮を出入りしているのを見つけただけで、その人じゃなくても、いずれきっと誰かがこうしていた。
犯人が誰であるかなんて、重要じゃないんだ。
大事なのは、私自身、こんな状況でも、へこたれないでまた頑張れるか。