クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。





翌日、いつもの時間に起き朝食の準備をして。
みんなと一緒に、食卓に座る。


昨日は、学校から帰ってきた翼くんや瑛斗さんに色々心配されたけど、「大丈夫ですっ」を突き通した。


ただでさえ秘密がバレて迷惑をかけてしまっているのに、落ち込んでる顔をして余計困らせちゃダメだって思って。


学校でも、もう随分と噂は広まっているらしく。



「こんな時に早凪はまだ寝てんの?」


ベーコンエッグをナイフで切る瑛斗さんが呆れた顔をする。


「昨日からまた眠気がひどいみたいで。昨日のお昼にご飯は結構食べたから元気だとは思うけど」


と明人さん。


「俺だって眠いし!まぁ、いい。やつの代わりにゆるちゃんを守るという大役、この、星音学園生徒会長 日比野瑛斗がつとめようではないか!」


「エイちゃん座って食べようね。俺も、ゆるちゃんのこと全力で守る!」



「ふふっ、ありがとうございます。二人とも」



2人の息の合った(?)やりとりに、少し心がホッとして。


今日またあの教室に向かうという憂鬱感が薄らぐ。


ちゃんと、自分の力で、乗り越えなくちゃ。


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