クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。
*
翌日、いつもの時間に起き朝食の準備をして。
みんなと一緒に、食卓に座る。
昨日は、学校から帰ってきた翼くんや瑛斗さんに色々心配されたけど、「大丈夫ですっ」を突き通した。
ただでさえ秘密がバレて迷惑をかけてしまっているのに、落ち込んでる顔をして余計困らせちゃダメだって思って。
学校でも、もう随分と噂は広まっているらしく。
「こんな時に早凪はまだ寝てんの?」
ベーコンエッグをナイフで切る瑛斗さんが呆れた顔をする。
「昨日からまた眠気がひどいみたいで。昨日のお昼にご飯は結構食べたから元気だとは思うけど」
と明人さん。
「俺だって眠いし!まぁ、いい。やつの代わりにゆるちゃんを守るという大役、この、星音学園生徒会長 日比野瑛斗がつとめようではないか!」
「エイちゃん座って食べようね。俺も、ゆるちゃんのこと全力で守る!」
「ふふっ、ありがとうございます。二人とも」
2人の息の合った(?)やりとりに、少し心がホッとして。
今日またあの教室に向かうという憂鬱感が薄らぐ。
ちゃんと、自分の力で、乗り越えなくちゃ。