クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。
「ここって……」
連れてこられたのは、寮の屋上。
そこには、大きなテントとふわふわしたハンモックが設置されていて、まるで、流行りのグランピングのよう。
「俺の秘密基地」
早凪くんが得意げに口角を上げた。
「すごい!屋上にこんな素敵なところがあったなんて!」
夢のような光景に、口元が緩んでしまう。
大きな頑丈そうな白いテントの中には、ソファやテーブルまで付いていて。
それになんたって、見たことないくらいのフワッフワのハンモック。
あんなものに横になったら絶対気持ちいいに決まっている。
ふわふわのハンモックに見惚れていると、早凪くんがそちらにテクテクと向かって、慣れたようにそのハンモックに横になった。
「ゆるもおいで」
「……っ、え?」
何を言ってるんだ早凪くん。
おいでってどういう意味。