クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。


「いいから早く」


「わっ、ちょ、わかったから、待って!」


グイッと手を引っ張られた拍子に、身体が早凪くんの方へと前のめりになって、必死にバランスを保つ。


「ゆるのせいで眠いのに」


「わ、わかったから、わかったから」


そう返事をしながら、慎重に早凪くんの隣へと身体を持っていく。


「まずは座って、そのままここに頭をおいて最後に足を上げる」


「わっ!」


早凪くんに言われた通りにしたら、あっという間に、ふわふわの布に包まれて。


手だけで触れるよりも、うんと気持ちいい。


こんな素敵なもので寝ているなんて、早凪くん羨まし過ぎるよ。


「ほんっとこれ、気持ちいいね!」


「でしょ」


「……っ、」


あまりの気持ちよさに、思わず顔を早凪くんのところに向けたけど、思ったよりも顔が近くて、とっさに顔を晒した。


「ゆる、こっち向いて」


「っ、あの、私やっぱり降りる」


顔を晒しながらそう言ったのに、早凪くんの細くて綺麗な指が私の顎を優しく持って自分の方へと向けた。


バチっと至近距離で目が合う。


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