クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。
*
「はぁ?そんなことしたらみんな余計ゆるちゃんに近づかないでしょーが!」
夕飯どき。
今日学校で起きたことを、みんなで明人さんに報告すると、そんな声が返ってきた。
早凪くんと屋上で過ごした私は結局お昼まで彼と寝てしまって。
明人さんに勝手に早退したことを謝りながら、普段できないところの掃除をしたりした。
明日からはまたちゃんと学校に行かなきゃだけど、3人が助けてくれたことでまた別の意味での緊張が出てきてしまう。
「ゆるに近づく輩がいなくなるのはいいことじゃん」
「それは早凪にとっていいことな。ゆるちゃんは違う。あんな世界、1人じゃとても大変だ」
「だから、俺がゆるといるって、ずっと」
「えっ、早凪くん……」
『ずっと』その声に不覚にも胸がトクンとなってしまった。