クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。
「ずっとって、早凪には難しいでしょ?いつ眠くなるかわかんないし一日の3分の2寝てるもんじゃん」
「瑛斗うるさい」
「はぁー?俺はゆるちゃんのこと思って言ってんだよ!なんなら俺がゆるちゃんと一緒にいるし」
「えー何それずるい!俺もゆるちゃんといるー!」
みんなが口々とそう言い出して、少し恥ずかしい気持ちになる。
みんなほんと、優しすぎるよ。
「瑛斗や翼がしょっちゅうゆるの教室に顔出すたびに教室はざわつくだろうし、同じように騒がれるんなら、同じクラスの早凪と一緒にいた方が自然っちゃー自然だけどなぁ」
「んー」と考えるポーズをしながらうなる明人さん。
「俺が一緒にいるって」
「突然眠くなったらどうすんの。朝起ききれない時とか」
「それは……」
「それは?」
口ごもる早凪くんに詰め寄る明人さんの顔をチラッと見てまた目を晒す早凪くんが口を開いた。
「頑張る」
「頑張るって……まぁ、頑張ること嫌いな早凪が自分からこんなこと言ってんの珍しいし、ゆるちゃん、いいかな?」
仕方ない、と笑った明人さんに私はコクンと頷いた。