クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。
だって、あの学校嫌いの早凪くんが、しかもしょっちゅう寝てばっかりの早凪くんが、一日中起きて授業を受けるなんて!
感動するに決まっている。
「ありがとう早凪くん!!すっごく助かるよ!!」
「そんなに騒がないでよ。熱上がる」
早凪くんは目線をそらしながら私に一冊のノートを差し出す。
早凪くんの髪の毛の間から見える耳がほんのり赤くなってきて、照れてるんだってわかってさらにほっこりした気持ちになって。
ふふっと、心の中で笑ってしまう。
「あれ……早凪くんって、ノート一冊だけ?」
普通は、教科ごとにノートを変えたりするものだから疑問に思いそう聞く。
「だって俺ノートとったことないから」
「へ?!テストとかどうしてるの?!」
「名前だけ書けば特に問題ないし」
「え〜〜何それ……」