クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。
さすがセレブ。
学校に通う意味がわからなくなるよ。
まぁ、星音学園でも特にここの3人は特別か。
でも、普段はそんな早凪くんが、今日はわざわざ私のためにノートを取ってきてくれたんだと思うと、さらに嬉しさが込み上げる。
早速、早凪くんが書いてくれたノートを開いてみる。
「うわぁ。早凪くん、字綺麗だね」
「んーどうだろう。普通じゃない?」
「いや、男子高校生でこの綺麗な字書く人見たことないよ」
まるで教科書のお手本みたいな字で、すごく読みやすい。
ちゃんと、蛍光ペンを使って色わけもされているし。
「あぁ、まぁ、うち親がそういうのだけは厳しいからね。よそで書いても恥ずかしくないようにって」
「なるほど……」
早凪くんのご両親がどういう仕事をしているのか、まだ聞けていないけれど、きっとすごいんだろうな。
「これでゆる、留年にならない?俺と一緒に3年に上がれる?」
不安げにそう聞いてくる早凪くんの上目遣いが可愛くて、胸がキュンとする。
「うん!一緒に上がろうね!」
私はそう言って、笑った。