クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。


コンコンッ


「ゆる、調子は……って」


ドアをノックする音がして、部屋のドアがひらかれると、声をかけた明人さんが早凪くんのことを見て、一瞬固まった。


「……早凪、何してる」


「何って、今日頑張ってとったノートをやるに渡しただけだけど」


「は?いいか?お前がゆるちゃんにノート渡しに部屋に行くって言ってから2時間経ってんの。とっくに部屋に戻ってると思ってたら……ほら、早く出ろ」


「無理」


「無理じゃないから。お前のせいで悪化したらどうすんだ。ほら」


明人さんはそういいながら部屋に入って早凪くんの腕を掴む。


「やだっ。ゆる汗かいてるから拭いてあげなきゃだし。それともアキがやるとかいうの?セクハラじゃん」


汗……。
言われれば、そりゃ少し汗かいてるベタベタしてて気持ちが悪い。


まだ熱は少しありそうだし、今日お風呂に入るのは無理そう。


でも、早凪くんや明人さんに拭いてもらうのはちょっと、抵抗がある。

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