クールな無気力男子は、私だけに溺愛体質。
「ご飯食うときは一緒に、ゆるは俺の隣、いいよね?」
私からスッと身体を離して、明人さんにそう聞いた宇垣くんは、そのまま私の手を掴んで彼の席の隣に立たせた。
なんということでしょう。
「いや……私は……」
「いいじゃん。ゆるちゃん一緒に食べな?仕事はそれからすれば良いんだから。早凪がこんなこと言うの珍しいよ」
明人さんにまでそう言われて、私は仕方なく宇垣くんの隣に座る事に。
「ほんっと、早凪がこんなこというの初めてだよ!今まで人間に興味なさそうだったのに!」
「え、何何何、もしかして、早凪とゆるちゃんもうなんかあった感じ?やらしいなぁ2人とも!」
翼くんはなにやら嬉しそうだし、日比野さんは勝手に話を進めちゃうし。どうしたら良いんだろう。
そもそも、私の方が聞きたいよ。
なんで宇垣くん、私を隣に……。