だから何ですか?Ⅲ
それにしても・・・・一日って長いのな。
貯蓄していた分がなくなったのか、雨を落とす事をやめた曇天を見上げて煙草を噴かす。
うーん、やっぱりなんか馴染まない。
いつの間にか吸えなくなっていた煙草への欲求が疼いたのは昨日の事。
それでも『ぶっ倒れた程の体に何毒を取り込むつもりだ!』と雛に全部没収されていたから昨日は吸えなかった。
だからこうして抜け出した朝にコンビニでひっそりと買い直して禁煙の終幕となったわけだけど。
決して不味くなったとは言わない。
それでもやはり僅かな間に体が清浄化されていたのか当たり前に吸っていた筈のそれが少し重くて苦笑い。
身体の事を思えばあのまま止めておくべきだったかとチラリと思うほどで、そんな重い煙草に体を馴染ませながら時折見つめるのは高城の会社。
本当、まさにストーカーだな。
なんだかんだ亜豆と別れてから数時間の経過。
さすがにずっと玄関先で張り続けられる筈もなく、場所を変え気分を変えてストーカー行為を続けていたけどやはり暇だ。
かといって帰宅すれば多分今日の外出は終了となるし、明日になればさすがの雛も対策練って同じ手は食うまい。