だから何ですか?Ⅲ
そんな顔を寄せた流れのままストンと埋めたのは亜豆の肩にだ。
すぐにそんな接触も許すものかと言わんばかりに動きを見せた亜豆であったけれど、その動きが完結されることはなく何か思い留まり確かめるような不動の間の後。
「・・・伊万里さん」
「ん~~?」
「なんか・・・尋常じゃなく熱いのは気のせいですか?」
ああ、声の響きに冷静さが混じった。
冷静の中に今度は焦り?
俺を支えながら覗き込んできた表情には戸惑いが揺れていて、疑惑を確かめる様に額に触れてくる指先の感触が気持ちいい。
ずっと・・・触っていてほしい。
「熱っ・・・もしかして熱があるんじゃ?!」
「ん・・・俺の平熱が39度台でないならそう言えるかな、」
「っ~~馬鹿!!本当に馬鹿ですね!!馬鹿は風邪引かないっていうのに馬鹿!!しかもこんな裸・・・っ大馬鹿!!」
信じられない!!と、取り乱す彼女の姿には失笑。
さっきまでの理由とは違う呆れと憤りで俺を詰るのに、触れてくる手つきや力はどこまでも労わった物。
欲しくて求めていた彼女の存在感。
温もり・・・、眼差し。