だから何ですか?Ⅲ
「ヤバいな・・・俺、死にそう」
「っ・・!!ちょっ、三途の川見えてるんですか!?」
フハッ・・・なんだそりゃ。
確かに・・・無茶をし過ぎたらしい。
熱がまた再浮上している感覚はあるし寒気はするし意識も微睡む。
でも、・・・そう言う意味じゃなくて。
「・・・亜豆が傍にいる」
「・・・・・」
「話してる・・・触れてる・・・それ・・最高に幸せで・・・死にそう」
「っ・・・」
そういう事だと、支えてもらっていた体をなんとか動かしそのまま力なくも抱き締める。
相変わらず細身の体は力を込めれば折れてしまいそうで。
この匂いも恋しかった。
抱きしめた時に肩にかかる亜豆の熱い息も。
背中に回した手に触れる長く細い髪の毛も。
「っ・・・伊万里さん」
俺の行動に戸惑いつつ、それでもまんざらじゃない余裕のない声も。
「言ったじゃねぇか。・・・・俺には・・・凛生が必要なんだって」
「っ・・・伊万里さん・・あの、」
「・・・・・俺を腐らせるなよ、」
「っ・・・」
「・・・殺すなよ、」
その位に俺には必要不可欠な存在なんだと分かれよ・・・。