だから何ですか?Ⅲ
「っ・・・良かったぁ・・・」
「・・・・」
「あっ・・・悪い。まだ何にも良く解決してねぇのに」
「フッ・・・いいよぉ。だって、俺だって『良かった』って安心したもん」
うっかり口から零した安堵の本心に不謹慎だったかと直様謝罪を口にするも、そんな俺の反応に理解を示して笑うのは三ケ月。
きっと、誰よりも俺の心に同調して共感していて、あの時は仕方ないと笑ってはいたけど相当不安にかられていたのだろう。
そんな三ケ月に俺も同調し、力の抜けた笑みを口元に浮かべた。
でも、そんな安堵に浸って終われるほど事は解決していない。
一先ずの過去の葛藤の清算。
理由が分かってもそう至った原因を探求する事が今の1番の重点だろう。
それをここにいる3人全員が理解しているのだから話の流れが滞る筈もなく。
「でも、何でNGの理由が今になって?」
「そこはね、真っ当に誠意ある仕事してりゃ他人からの覚えもいいもので。圧制に屈しても屈し切らない良心的な相手もいるわけだ」
「成る程、今になってこっそりとネタバラシをしに来たって事か」
「そ、この話聞いてさ小田ちゃんにも伊万里くんの仕事状況をチラホラ聞いてた記憶あったから『もしかして、』って海音くんに取り急ぎ営業担当に確認してもらったわけ」
ねっ?という様に移動した三ケ月の視線は海音の方へ。