だから何ですか?Ⅲ



振りかざされた拳や高城の異常な表情にも畏怖しない。


ただ・・・良くも悪くも『終わる』んだな。


そんな感覚だ。


やっと・・・終わる。


ただ・・・それだけ・・・。








「・・・・伊万里さん」






【分かった。待ってる。】






そう・・・メールくれたじゃないですか。


なのに居ないなんて・・・、





ストーカー・・・失格です。










自然と、ほろりと頬に涙が零れた。


殴られ熱を持つ肌に涙が熱いのか冷たいのか刺激を刻みながら流れ落ちて。


そんな目で捉えるのは自分に振りかざされる狂気で、渾身の力と感じる拳が振り下ろされるのを抵抗もなしに静かに見つめた。








パシンッ_________





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