だから何ですか?Ⅲ
元々泣いていたせいもあって涙で濡れた頬と下がっている眉尻。
そこに赤味を乗せて息を乱しとろけきった目で見上げてくる姿には押しとどめた本能が一気に理性を突き破りそうなインパクトがある。
「っ・・・・・」
「・・・伊万里さん?」
「いま・・・呼ぶな。・・・飛ぶ」
「・・・・私は・・構いませんが?」
「っ~~お前っ、・・・そこは構え!何不思議そうに小首傾げてんだ!煽るなっ!」
「・・・伊万里さんの羞恥ポイントって謎ですね。ミケの前じゃ羞恥も理性もフッ飛ばして公開プレイに飛んだ癖に」
「お前に言われたくねぇ・・・。それにアレは相手が三ケ月だからだろ!俺も相当キレてたし、行為を見せつけるって言うよりかは『これは俺のもんだ!』って見せつけてたんだよっ」
「・・・・ふーん、」
「・・・・何だよ?」
「いえ・・・早く終わらないかな観覧車って思って」
「っ~~~」
なぁ、亜豆。
可愛い不貞腐れ方で俺の腹筋指先でなぞっていじいじするのやめてくれねぇ?
アホだから理性脆いんだって!!
つまらないというのか、物足りないと言うのか、未だ紅潮した顔で物欲しげに不貞腐れた亜豆の姿は無邪気な子供の様であり、成熟した女の様であり。
腹筋をなぞっていた指先がするすると滑り降りて軽く欲に反応しているそこを服の上から確かめる様になぞるから堪らない。
狡いのは・・・どっちだ。