once again〜season2〜
私達の事が動くと、周りもみんなそれぞれ進展があった。
先日、相談にきた長峰堂の件は、まだ返事は保留のままだと、室長から聞かされた。そんなに長くは、引き延ばせないから、早々に返事をするつもりだと言っていた。
そして、私は久々に、美玲と有里華と食事に誘った。特に美玲には、室長の事を聞きたかったから。
「3人で会うのって、久しぶりよね」
「そうだね…。ね、涼香…聞いてるよね?」
「聞いてるよ、美玲。室長答え出したの?」
お酒を飲みながら、私は美玲に聞いた。
美玲も室長に気を使っているようで、話を聞けてないようだった。
「話出来てないのよね…」
そりゃ、そうよね。
室長も蓮さんの事があるから、なかなかすぐには答えは出せないだろう。
「ね、美玲。美玲はどうしたいの?」
「私?私は…匠さんと結婚したい、だけ。長峰堂は関係ないから…ただ、父が言おうとしている事も分かるだけにね…」
そうだよね…
後継者が弟さんだって、分かってても、安心して任せられる人間が長峰堂にいないのであれば、室長の力を借りたいと思ってしまうよね。
「涼香も美玲も、まだまだ大変みたいね…」
ボソッと、有里華がこぼした。
私の方は大丈夫だと、言いたいけど…。
先日、相談にきた長峰堂の件は、まだ返事は保留のままだと、室長から聞かされた。そんなに長くは、引き延ばせないから、早々に返事をするつもりだと言っていた。
そして、私は久々に、美玲と有里華と食事に誘った。特に美玲には、室長の事を聞きたかったから。
「3人で会うのって、久しぶりよね」
「そうだね…。ね、涼香…聞いてるよね?」
「聞いてるよ、美玲。室長答え出したの?」
お酒を飲みながら、私は美玲に聞いた。
美玲も室長に気を使っているようで、話を聞けてないようだった。
「話出来てないのよね…」
そりゃ、そうよね。
室長も蓮さんの事があるから、なかなかすぐには答えは出せないだろう。
「ね、美玲。美玲はどうしたいの?」
「私?私は…匠さんと結婚したい、だけ。長峰堂は関係ないから…ただ、父が言おうとしている事も分かるだけにね…」
そうだよね…
後継者が弟さんだって、分かってても、安心して任せられる人間が長峰堂にいないのであれば、室長の力を借りたいと思ってしまうよね。
「涼香も美玲も、まだまだ大変みたいね…」
ボソッと、有里華がこぼした。
私の方は大丈夫だと、言いたいけど…。