once again〜season2〜
3人で食事した後、私は室長の事を蓮さんに伝えた。
悩んでいる事、美玲の思いを。
「蓮さん、室長の事だけど…長峰堂に行ってもらった方がいいと私は考えてるんだけど…」
「涼香もそう思うか?」
涼香も、も?って事は…
「じゃ、蓮さんも同じ考え?」
「匠の事だから、如月には恩義あるから、きっと自分の口から行きたいとは言えないと思うんだ。親父もかなり目をかけていたから。でも、こればっかりは匠の人生だしな…」
蓮さんも悩んだんだろう。
美玲の弟である、和也君が経営者として力量が備わったら帰ってくるかもしれないけれど、もしかしたらそのまま経営者として認められてしまうかもしれない、室長の事を手放し出来るのかを。
佐伯社長も、美玲の配偶者がそれに値する人物なら任せたいと思っているけれど、自分が長峰の息子でなくてくろうしたからこそ、息子に継がせたいと思っていると。だから美玲には継がなくていいから自由でいなさいと言ってきたと。後継者にと和也に重圧を与えてしまったけれど、と言っていた。
和也君自体は、継ぐ事に反対もしてなくて勉強したいと言ってるから、今はそれに専念してもらいたいと。それには室長の力が欲しいと思ったと。
悩んでいる事、美玲の思いを。
「蓮さん、室長の事だけど…長峰堂に行ってもらった方がいいと私は考えてるんだけど…」
「涼香もそう思うか?」
涼香も、も?って事は…
「じゃ、蓮さんも同じ考え?」
「匠の事だから、如月には恩義あるから、きっと自分の口から行きたいとは言えないと思うんだ。親父もかなり目をかけていたから。でも、こればっかりは匠の人生だしな…」
蓮さんも悩んだんだろう。
美玲の弟である、和也君が経営者として力量が備わったら帰ってくるかもしれないけれど、もしかしたらそのまま経営者として認められてしまうかもしれない、室長の事を手放し出来るのかを。
佐伯社長も、美玲の配偶者がそれに値する人物なら任せたいと思っているけれど、自分が長峰の息子でなくてくろうしたからこそ、息子に継がせたいと思っていると。だから美玲には継がなくていいから自由でいなさいと言ってきたと。後継者にと和也に重圧を与えてしまったけれど、と言っていた。
和也君自体は、継ぐ事に反対もしてなくて勉強したいと言ってるから、今はそれに専念してもらいたいと。それには室長の力が欲しいと思ったと。