once again〜season2〜
社長室に、室長と美玲を呼び出した蓮さんは、ソファに座って緊張している美玲に声をかけた。
「佐伯さん、そんなに緊張しなくてもいいんじゃない?」
「いえ、涼香の婚約者であっても、勤めてる会社の社長ですから…」
「美玲、あなたも長峰堂の娘なんだし、もう少し態度おっきくても大丈夫よ」
「り、涼香!それ意味分かんないから!」
「涼香さん、それとこれとは話は別じゃないですか?」
美玲と室長から突っ込まれてしまった私は、蓮さんに助けを求めた。
「それは涼香が悪いな…」
「な、なんで?室長の婚約者でもあるわけだし、ここで緊張とかあり得ないし…それに、蓮さん助けてくれてもいいじゃない」
蓮さんは助けるどころか、話をすり替えた。
「匠、美玲さん。ここに来てもらったのは言うまでもない、この間の返事を聞かせてもらう為なんだ。匠、答え出たのか?」
笑っていた室長の顔に緊張が走った。
「いや、まだだ…」
ふー、と息を吐くと蓮さんは言葉を続けた。
「そうか。まぁ、普通はそうだな。匠、これは社長命令だ。長峰堂に行ってこい」
「え?蓮…」
「しゃ社長…これは…」
「聞こえなかったのか?長峰堂に行けと言ったんだ」
室長と美玲も言葉を失っていた。
「佐伯さん、そんなに緊張しなくてもいいんじゃない?」
「いえ、涼香の婚約者であっても、勤めてる会社の社長ですから…」
「美玲、あなたも長峰堂の娘なんだし、もう少し態度おっきくても大丈夫よ」
「り、涼香!それ意味分かんないから!」
「涼香さん、それとこれとは話は別じゃないですか?」
美玲と室長から突っ込まれてしまった私は、蓮さんに助けを求めた。
「それは涼香が悪いな…」
「な、なんで?室長の婚約者でもあるわけだし、ここで緊張とかあり得ないし…それに、蓮さん助けてくれてもいいじゃない」
蓮さんは助けるどころか、話をすり替えた。
「匠、美玲さん。ここに来てもらったのは言うまでもない、この間の返事を聞かせてもらう為なんだ。匠、答え出たのか?」
笑っていた室長の顔に緊張が走った。
「いや、まだだ…」
ふー、と息を吐くと蓮さんは言葉を続けた。
「そうか。まぁ、普通はそうだな。匠、これは社長命令だ。長峰堂に行ってこい」
「え?蓮…」
「しゃ社長…これは…」
「聞こえなかったのか?長峰堂に行けと言ったんだ」
室長と美玲も言葉を失っていた。