once again〜season2〜
車の中で蓮さんは、震える私の手を握ってくれた。
「蓮さん、兄さんは大丈夫かな…自分の手で夏帆さんを助けたいと思ってるのに、自分は何もしないってなったら…」
運転中の蓮さんは、前を向いたままその握った手をさらに力強く握り話し始めた。
「涼香、確かに医師として、病院再建に力を貸そうとお義兄さんは思っていたかもしれない。でも、それだけが力を貸すと言う事なのかな、SEIWADOの社長として出来る事もあると思うんだ。高瀬悠貴として、持っている物を使うと言う事は、医師としての力だけじゃないと俺は思うよ。経営者としての力があるだろ?そこに力を出したらいいんだよ。確かに、夢が医師だったお義兄さんにとって、そっちで助けられないのは本望じゃないと思うけどな。それだったら、涼香に頼る事もないだろ?それが違うと言われるなら、俺は涼香と別れる気はないから、SEIWADOには申し訳ないが、全く違う人間を後継にしてもらうよ。それは、涼香にも覚悟してもらいたい事なんだ…」
SEIWADOを見捨てる…そう言う事になる。
でも、蓮さんはそうはしたくないからこそ、室長と一緒になって模索し続けてくれた。
私もその覚悟は、出来ている。
この人と生きると。
私は握られたその手を、片方の手で握り返した。
「私もそのつもりよ、蓮さん」
「蓮さん、兄さんは大丈夫かな…自分の手で夏帆さんを助けたいと思ってるのに、自分は何もしないってなったら…」
運転中の蓮さんは、前を向いたままその握った手をさらに力強く握り話し始めた。
「涼香、確かに医師として、病院再建に力を貸そうとお義兄さんは思っていたかもしれない。でも、それだけが力を貸すと言う事なのかな、SEIWADOの社長として出来る事もあると思うんだ。高瀬悠貴として、持っている物を使うと言う事は、医師としての力だけじゃないと俺は思うよ。経営者としての力があるだろ?そこに力を出したらいいんだよ。確かに、夢が医師だったお義兄さんにとって、そっちで助けられないのは本望じゃないと思うけどな。それだったら、涼香に頼る事もないだろ?それが違うと言われるなら、俺は涼香と別れる気はないから、SEIWADOには申し訳ないが、全く違う人間を後継にしてもらうよ。それは、涼香にも覚悟してもらいたい事なんだ…」
SEIWADOを見捨てる…そう言う事になる。
でも、蓮さんはそうはしたくないからこそ、室長と一緒になって模索し続けてくれた。
私もその覚悟は、出来ている。
この人と生きると。
私は握られたその手を、片方の手で握り返した。
「私もそのつもりよ、蓮さん」