高温少女にご用心
くらっ…。
急に目の前が歪んで暗くなった。
そこからの事はよく覚えていない。
目が覚めたら、保健室のベッドの上だった。
「あっ……!目、覚めた?」
私の横で心配そうに座っていたのは、さっきの眼鏡男子。
「あれ…?私……。」
何が何だかわからない私に、前かがみに近付いてきて微笑む眼鏡男子。
「覚えていないよね、いきなりだったから。ルナちゃん倒れたんだよ。僕達の横を通った後すぐに。」
僕達……。あ!!