高温少女にご用心



「なんだっけ……もう1人の……。」


「シンジ?」


そう!!って思いながら激しく顔を縦に2回ふった。


「シンジなら、ルナちゃんをお姫様抱っこしてここまで運んできた後、保健室の先生に安静にしていれば大丈夫って言われて帰ったよ。」


お姫様抱っこ!?!?


混乱した頭で想像したら恥ずかしすぎて布団を頭までガバッと被った。


「大丈夫、ルナちゃんに何もしてないから。僕も。」


違う違う、と布団から顔を出してブンブンと横にふる。


「ふははっ。面白いね、ルナちゃんは。」



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