極上御曹司に求愛されています
「あ、スマホが……」
芹花は慌ててスマホを手に取るが、スマホ全体が水を浴びていた。
ぽたぽたと滴が落ち、画面は真っ黒だ。
ハンカチで拭いても画面が戻る気配はなく、水に濡れた時は電源を切った方がいいとなにかで読んだような気がして、電源を入れられずにいた。
「申し訳ない。俺の不注意でダメになったよな」
突然のことに芹花以上に驚いた木島は、申し訳なさそうに眉を寄せた。
「それだけ濡れるとダメだよな。あ、試しに俺のスマホからかけてみるから電話番号を教えてくれ」
芹花は首を横に振った。
「いえ、いいです。気にしないでください。これ、大学の頃から使っている古いモデルで防水仕様でもないし、寿命ですよきっと」
「だけど、俺のせいで」
「本当にいいんです。そろそろ機種変更しなくちゃって思っていたので気にしないでください。それより、イラスト集を守ってくれてありがとうございます」
芹花は濡れたスマホをカウンターに置くと、木島の手からイラスト集を受け取った。
サンプルだとはいえ、ほぼ完成している大切なイラスト集だ。
濡れなくてよかった。
もちろんスマホがダメになって困るのはたしかだが、バッテリーも劣化しているようで充電にも支障が出ていた。
長く使い込んだ愛着ゆえに手離せずにいたが、機種変更するいいきっかけかもしれない。
芹花は慌ててスマホを手に取るが、スマホ全体が水を浴びていた。
ぽたぽたと滴が落ち、画面は真っ黒だ。
ハンカチで拭いても画面が戻る気配はなく、水に濡れた時は電源を切った方がいいとなにかで読んだような気がして、電源を入れられずにいた。
「申し訳ない。俺の不注意でダメになったよな」
突然のことに芹花以上に驚いた木島は、申し訳なさそうに眉を寄せた。
「それだけ濡れるとダメだよな。あ、試しに俺のスマホからかけてみるから電話番号を教えてくれ」
芹花は首を横に振った。
「いえ、いいです。気にしないでください。これ、大学の頃から使っている古いモデルで防水仕様でもないし、寿命ですよきっと」
「だけど、俺のせいで」
「本当にいいんです。そろそろ機種変更しなくちゃって思っていたので気にしないでください。それより、イラスト集を守ってくれてありがとうございます」
芹花は濡れたスマホをカウンターに置くと、木島の手からイラスト集を受け取った。
サンプルだとはいえ、ほぼ完成している大切なイラスト集だ。
濡れなくてよかった。
もちろんスマホがダメになって困るのはたしかだが、バッテリーも劣化しているようで充電にも支障が出ていた。
長く使い込んだ愛着ゆえに手離せずにいたが、機種変更するいいきっかけかもしれない。