5人の王子とお姫様!
「動くな。そこにいろ」
楓斗、許してくれないの……?
なんで。
「ど…ぅして……ふ、ぅと…」
なんで、みんな……そんなに私を追い詰めるの……?
また涙が滲んで、視界が歪んで、嗚咽が漏れそうになった時。
「俺の後ろでもどこでもいいから、離れんな。怖い思いさせねーから」
また、楓斗は面倒だって顔してるかもしれない。
けど、打って変わって優しい声に、ぽとりと涙が一筋、つい、零れた。


