秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
「あの・・・飲まれますか?」

おずおずと声をかけてみた。

「え?じゃぁ一杯、水割りつくって。」

「はい。」

無言で瀧佑介に渡す。

「ねぇ。キミ全然しゃべんないね。ここキャバクラでしょ?」

ブスッとして言われると、ほんとにどうしたらいいかわからない。

「す、すみません。しゃべるのへたくそなんです。」

正直に言うしかない。
すると突然笑い出した。

「プッ・・・!キミ、面白いね。このあとどう?飲みなおさない?」

飲みなおす?このわたしと?

「え?いいんですか?わたしなんかと?」

「いいけど?終わったら、外出たとこで待ってるから。」


そのあと、近所のバーで飲んで、気付けばラブホにいたというわけだ。


なんで誘われるがままにラブホに行ってしまったのか・・・

会社一のイケメンで王子と呼ばれる男と一度きりの夜を楽しみたかったのか・・・

わたしだって、こういう男と寝れるんだと証明でもしたかったのか・・・

なんだか、わからない。

だいたいセックスしたこと自体が7年ぶりだったし・・。
よく体が覚えていたものだ。


けど、後悔はしなかったし、いい思い出にしよう。そう思っていた。
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