秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~

「部長、昨日戻りました。」

俺はキャメルホールディングスの報告のために、金曜日出社直後に朝倉部長のデスク前にいた。

「瀧、ありがとう。助かったよ。」

「キャメルの専務と請負会社の社長も最後には折り合いをつけてくださったので、なんとか契約は破棄せずに済みそうです。」

まぁ俺にかかればこんなもんだ。

「ということで、瀧。今日の夜も俺がおごるからな。頼むぞ。」

「アモーレっすか?」

「お前しかいないんだよ。」

ったく。アリバイ作りに俺を使いやがって!だいたいもうあの女とは会いたくないってのに・・・

「わかりましたよ・・・つきあいますから・・・」

朝倉部長はひたすら手を合わせていた。
こんなことしてたらそのうち奥さんに離婚届突きつけられるぞ。ほんとに・・・。
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