秘密の恋~絶対に知られちゃいけない恋だったのに~
「瀧さん。どうぞ・・・」

その女はやっぱり俺のとこくるわけで・・・

朝倉部長の目当てのミカちゃんのヘルプにはこのメイって女がつくって決まってるのか今日も俺の横にはメイがいた。

そして、酌をしてくるそのしぐさが控えめでキャバ嬢とは思えないしおらしさでどうしてもグッときてしまう。

キャバ嬢だから、当然化粧は濃いし派手な服をきているが、実際はたぶん清楚系の服を着せたら似合いそうだとか考えてしまう俺がいる。

サラサラの長い黒髪と小さな色白の顔に均整良く配置された綺麗な目、小さな鼻、そしてキスしたらたぶんやわらかそうな唇・・・。

「お前も飲めば?」

「わたしはいいんです。」

「あのさ・・・。今日も行く?このあと・・・」

「え?いいんですか?」

いいんですか?って何?キャバ嬢ってのはもっとがっつくもんじゃねぇのか?

「いいけど・・・俺は。」

「いや、瀧さんって一度寝た女とはもう寝ないのかって思ってました・・・。」

はぁ?なに言ってんのこの女。たしかに俺は一度寝た女とは二度と寝ないことが多いかもしれない。
彼女いたとき以外は・・・

彼女つくっても、みんなわたしわたしばっかりで最後に疲れちまうから、もうつくんのやめたんだっけ?

社会人なってからはつくってないかもなぁ・・・

けど、さすがに一度寝た女と二度と寝ないってのは大げさすぎだけどな・・・
二度目や三度目ががあるときだってある。

でも二度目のほうがよかったってことは・・・なかったけどな・・・。

ってなんでそんなこと知ってんだよ。この女。

「なんでそんなことわかんの?」

「いえ、なんとなく・・・瀧さんモテそうですし・・・」

「まぁいいや。とりあえず、店の前で待ってるし。来いよ。」
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