触れられないけど、いいですか?
その後、翔さんに連れられてやって来たのは、さっきまでいたビル街から十分程歩いたところにある大きな公園。
ここの公園自体は私も知っていたけれど、この時間帯に来たのは初めてだったので、思わず感嘆の声を漏らす。
「凄い……」
この先にある空港の誘導灯と、都心の夜景が混ざり合って目を奪われる。
先程の高層ビルから見た夜景ほどの派手さはないけれど、穏やかな光達が心に染みる。
「気に入っていただけましたか? 僕のお気に入りの場所なんです」
「はい、素敵です。でも、こんなに素敵な場所なのに人通りがほとんどないんですね」
「ええ。穴場なんですよ、ここ」
穴場かぁ……それにしても、本当に綺麗……。
いつまでも見たいられそうなその景色に心を奪われそうになっていると、翔さんから不意に「さくらさん」と名前を呼ばれ、私は「はい」と笑顔で振り向く。
……でも、振り向いた先にあった翔さんの表情は、笑っているのにどこか切なげで。
私が不思議に思っていると、彼は……
「さくらさんは本当は、政略結婚なんて嫌なんですよね?」
と伝えてきて……。
ここの公園自体は私も知っていたけれど、この時間帯に来たのは初めてだったので、思わず感嘆の声を漏らす。
「凄い……」
この先にある空港の誘導灯と、都心の夜景が混ざり合って目を奪われる。
先程の高層ビルから見た夜景ほどの派手さはないけれど、穏やかな光達が心に染みる。
「気に入っていただけましたか? 僕のお気に入りの場所なんです」
「はい、素敵です。でも、こんなに素敵な場所なのに人通りがほとんどないんですね」
「ええ。穴場なんですよ、ここ」
穴場かぁ……それにしても、本当に綺麗……。
いつまでも見たいられそうなその景色に心を奪われそうになっていると、翔さんから不意に「さくらさん」と名前を呼ばれ、私は「はい」と笑顔で振り向く。
……でも、振り向いた先にあった翔さんの表情は、笑っているのにどこか切なげで。
私が不思議に思っていると、彼は……
「さくらさんは本当は、政略結婚なんて嫌なんですよね?」
と伝えてきて……。