俺の同僚曰く、世界平和はどんちゃん騒ぎと笑顔でできている「下」
「ああ、そのことなら全部話してやるよ」
ジャックはニタニタと笑いながら話し始めた。
「こいつはタンバリー国の王女だが、その存在を王室は隠していたんだ。王室にとってこいつは厄介者。だから、こいつが誕生したことをタンバリー人は誰も知らねえ。こいつは影のお姫様ってわけだ」
リリーの目から、一気に涙がこぼれていく。それを拭いたくてたまらなくもどかしい。
「こいつはな、王と王妃との間にできた子供じゃねえんだ。王が出来心で使用人と交尾した時にできた子供さ。当然王室は姫として認めることを許さず、使用人は処罰されることを恐れて、こいつを産んだ後どこかへとんずらしちまった。最初、王室はこいつをどっか田舎の馬小屋にでも捨てるつもりだったんだが、あるものを見てそれを諦めざるを得なくなっちまった。……それは、こいつの目の色さ」
「目の色?」
アレックスが訊ねると、リリーは諦めたように目に手を当てる。そして、顔を上げた。
「目の色が違う!!」
みんな驚き、目を見開いた。リリーの目は水色ではなくきれいなエメラルドグリーンだった。カラーコンタクトで隠していたのか…。
「エメラルドグリーンは、タンバリー国では王家の人間しか持たない色だ。それを民はよぉく知っている。だから、こいつを城に閉じ込めて教育して、従順な犬に育て上げていざという時の保険にすることにしたんだ」
ジャックはニタニタと笑いながら話し始めた。
「こいつはタンバリー国の王女だが、その存在を王室は隠していたんだ。王室にとってこいつは厄介者。だから、こいつが誕生したことをタンバリー人は誰も知らねえ。こいつは影のお姫様ってわけだ」
リリーの目から、一気に涙がこぼれていく。それを拭いたくてたまらなくもどかしい。
「こいつはな、王と王妃との間にできた子供じゃねえんだ。王が出来心で使用人と交尾した時にできた子供さ。当然王室は姫として認めることを許さず、使用人は処罰されることを恐れて、こいつを産んだ後どこかへとんずらしちまった。最初、王室はこいつをどっか田舎の馬小屋にでも捨てるつもりだったんだが、あるものを見てそれを諦めざるを得なくなっちまった。……それは、こいつの目の色さ」
「目の色?」
アレックスが訊ねると、リリーは諦めたように目に手を当てる。そして、顔を上げた。
「目の色が違う!!」
みんな驚き、目を見開いた。リリーの目は水色ではなくきれいなエメラルドグリーンだった。カラーコンタクトで隠していたのか…。
「エメラルドグリーンは、タンバリー国では王家の人間しか持たない色だ。それを民はよぉく知っている。だから、こいつを城に閉じ込めて教育して、従順な犬に育て上げていざという時の保険にすることにしたんだ」