兄の溺愛がマジでウザいんですけど……《完》
「今日は、ここまでかな……」
誠也の腕の中で、私はすっかり動けなくなってしまった。
誠也に重ねられた唇の感触に全ての神経が集中してしまった感じがして、体が動かせない。
「美衣、すごい可愛い顔してる」
涙目で彼を見上げた私に微笑んで、誠也はもう一度唇を重ねた。
不意うちをくらった私は、変な声を出しそうになってしまった。
「美衣は、どこか連れていってほしいとこある?」
「えっ……?」
「美衣に料理してもらってばかりじゃ悪いから、今度お礼に美衣が行きたい場所に連れてってあげるよ」
急に聞かれても、私はまだ頭がちゃんと回ってない感じがして答えられず、首をかしげた。
「ゆっくり考えといて……
どこでも連れてってあげるから」
誠也はそう言って、愛しそうに私の髪をなでた。
誠也の腕の中で、私はすっかり動けなくなってしまった。
誠也に重ねられた唇の感触に全ての神経が集中してしまった感じがして、体が動かせない。
「美衣、すごい可愛い顔してる」
涙目で彼を見上げた私に微笑んで、誠也はもう一度唇を重ねた。
不意うちをくらった私は、変な声を出しそうになってしまった。
「美衣は、どこか連れていってほしいとこある?」
「えっ……?」
「美衣に料理してもらってばかりじゃ悪いから、今度お礼に美衣が行きたい場所に連れてってあげるよ」
急に聞かれても、私はまだ頭がちゃんと回ってない感じがして答えられず、首をかしげた。
「ゆっくり考えといて……
どこでも連れてってあげるから」
誠也はそう言って、愛しそうに私の髪をなでた。