俺様御曹司は期間限定妻を甘やかす~お前は誰にも譲らない~
秘書課に今日、届け物をしていたのは……真理子ちゃんだ。
急いでいたから間違えたのかもしれない。
社外への失敗でなかったのが幸いだが、間違いは間違いだ。
きちんと訂正しなければいけない。
秘書課宛の書類はすぐに見つかった。
同じ茶封筒だったため、間違いが起こったようだ。
「道木さん、悪いけど届けてくれるかな。間違って渡している書類は破棄してもらうようにお願いしてあるから」
「はい」
課長から茶封筒を受け取る。
今、秘書課は一番行きたくない場所だ。
でもこれは仕事。
そんなワガママは言えない。
今後、夫と別れたら私はこの仕事を辞めなければいけないだろう。
今はまだ体調も安定しているが、お腹だってどんどん大きくなってくるし、周囲にいつまでも隠し通せない。
けれど無職のままでは我が子を育てられないし、早めに再就職先を見つけなければいけない。
答えの出ない問題だらけだ。
早く解決しなければいけないのに、私は逃げてばかりだ。
「届けてくれたらそのまま退社して構わないよ」
課長なりの気遣いなのか、優しい言葉をかけられたが足取りは重い。
ひたすら夫に出くわしないようにと願う。
急いでいたから間違えたのかもしれない。
社外への失敗でなかったのが幸いだが、間違いは間違いだ。
きちんと訂正しなければいけない。
秘書課宛の書類はすぐに見つかった。
同じ茶封筒だったため、間違いが起こったようだ。
「道木さん、悪いけど届けてくれるかな。間違って渡している書類は破棄してもらうようにお願いしてあるから」
「はい」
課長から茶封筒を受け取る。
今、秘書課は一番行きたくない場所だ。
でもこれは仕事。
そんなワガママは言えない。
今後、夫と別れたら私はこの仕事を辞めなければいけないだろう。
今はまだ体調も安定しているが、お腹だってどんどん大きくなってくるし、周囲にいつまでも隠し通せない。
けれど無職のままでは我が子を育てられないし、早めに再就職先を見つけなければいけない。
答えの出ない問題だらけだ。
早く解決しなければいけないのに、私は逃げてばかりだ。
「届けてくれたらそのまま退社して構わないよ」
課長なりの気遣いなのか、優しい言葉をかけられたが足取りは重い。
ひたすら夫に出くわしないようにと願う。