一匹狼と野良猫。


「あ"ーーゆいちゃーーーん
ダメぁーーー身体が動かないーー

ってかどうしたの、ほっぺ抑えて。
凄い可愛い犯したい。」



未だ頬を抑えていたことに気づき

パッと後ろに手を隠し、首を横に振る。

玲花さんは、あーもー可愛い!!今なら死んでもいい!

と言って足をバタつかせた。



急須にお茶っ葉を入れてお湯を注ぎ、

湯呑みに入れて玲花さんに渡す。



「あーーゆいちゃんありがとおー♪
きっといいお嫁さんになるわ♪

もーここに嫁いで!!」



お嫁さん........

その言葉にふと滉牙さんが浮かぶ。


あ、あれ、今なんで滉牙さんが......



「コウは絶対有り得ないからー、
私と同性愛ってことでー......

ってあれ?ゆいちゃんどうしたの?
顔が赤いけどー........」

「えっ」



自分でまた顔を抑えて更に熱くなる。

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