一匹狼と野良猫。


「.......滉牙さんの、手が、大きいんです」

「そーかも。」



未だに手を遊ばれる。

けれど温かくて、自分が手汗をかいてないか

心配になる。



「.......手、あったかいです」



彼は余裕の笑みで、そーだね。と答えた。



「さぁー!出来たわよ!
ゆいちゃん私の嫁スペシャル!!」



玲花さんは意気揚々とキッチンから現れ

朝食から豪華な料理をたくさん持ってきてくれた。
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