一匹狼と野良猫。


.....................。



なんだ。

生きてたんだ。



本気で殺されると思っていた。

彼も本気で殺す気だっただろう。

殺意剥き出しの目に、


やっと、


解放されると思っていたのに。



「..........なんで、生きてんの」



自分のしぶとさに呆れる。



ガチャッ



遠くで倉庫のドアが開く音がした。

男が帰って来た様だ。


< 463 / 624 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop