一匹狼と野良猫。
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「はぁ.....はぁ.....はぁ......」
殴り、蹴り疲れたのか
男がソファーに腰掛ける。
そして、
「ハッ.......僕は......僕は、また......
君を傷つけしまった....。
どうしよう、どうしようゴメン!!!
ゴメン、〇〇!!!!!」
男はこちらに駆け寄り、力無く倒れ込む身体を
力一杯抱き締めた。
力が強すぎて身体中の骨がキシむ。
.......いたい。
言葉を発したいが、伝える気力もない。
.......面倒だ。
「ゴメン......ゴメンゴメンゴメンゴメン.......
僕は、僕はどうして.....こんな......
君を、
愛しているのに」