一匹狼と野良猫。
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はぁ!!はぁ!!はぁ!!はぁ!!
......あれ、なんで走っているんだろう。
あれ、裸足だ。痛い。
暗闇の中をただ浸すら全速力で
走る。走る。走る。
逃げなきゃっ
.........何から?
怖い。
そう、思った。
「................。」
後ろから声がする。
遠くてハッキリとは聞こえない。
「.......な......」
「ゅ......な.......」
ドンドン声が近づいてくる。
じわじわ、声だけが近くなる。
怖い。怖い。怖い。
「ゅ....な....ゅ...ぃ...な.......」
聞こえた。
ハッキリと.......
「ゆいなゆいなゆいなゆいなゆいなゆいな!!!!!!
僕だけのゆいな!!!!!!!!!!!」