Last note〜特性を持つ者へ
そんな事を難波さんに説明すると、
ポカーンとしていたが何か言いたい気持ちをぐっと堪えて理解しようとしてくれた。
「つくづく特性とゆうものには、驚かされる」
俺はそのピンクの紫陽花の方へ向かって、
茂みの中を探った。
「見て、難波さん。この切り口がそうですよ。」
生き生きと咲くピンクの紫陽花の中に一つだけ、
茎が切り落とされたものがあった。
「柊木日芽が摘んで行ったものって事か?」
「はい。それから、もう1つ匂い見つけました。
柊木日芽ぢゃない、黒髪の女性のハーブ系のコーヒーの匂いをね。」
難波さんはひとまずその茎の写真を撮影してから、俺を見て微笑んだ。
「でかしたぞ、警察犬。」
俺達は顔を見合わせて笑った。
しばらく、現場も再調査したが、これ以上は何も出なかった。
「恐らく、柊木日芽はそのもう1人の女性と
喫茶店かどこかでハーブティーを飲んだのかもな。」
事務所への帰り道、
難波さんは軽く推理をした。
「だって被害者の家には何も無かったですし、
柊木日芽の家でもハーブの匂い一切しなかったですもん。」
「犯人の痕跡を探そうと、荒業をした訳か。
とゆうか、青山くんそっちの道ぢゃないぞ?」
難波さんが俺の首根っこを掴んでこようとしたが、俺はそれをひょいと避け、にこやかに彼に言った。
「難波さん、お腹空きませんか?
近くに親友が経営している喫茶店があるんです。
もしかしたらそこの可能性もありますよ!」
俺の言葉に反応して、胃の辺りに手を当てて腹のすき具合を確認した難波さんを連れて、
交差点を渡らずに違う道へと案内した。
ポカーンとしていたが何か言いたい気持ちをぐっと堪えて理解しようとしてくれた。
「つくづく特性とゆうものには、驚かされる」
俺はそのピンクの紫陽花の方へ向かって、
茂みの中を探った。
「見て、難波さん。この切り口がそうですよ。」
生き生きと咲くピンクの紫陽花の中に一つだけ、
茎が切り落とされたものがあった。
「柊木日芽が摘んで行ったものって事か?」
「はい。それから、もう1つ匂い見つけました。
柊木日芽ぢゃない、黒髪の女性のハーブ系のコーヒーの匂いをね。」
難波さんはひとまずその茎の写真を撮影してから、俺を見て微笑んだ。
「でかしたぞ、警察犬。」
俺達は顔を見合わせて笑った。
しばらく、現場も再調査したが、これ以上は何も出なかった。
「恐らく、柊木日芽はそのもう1人の女性と
喫茶店かどこかでハーブティーを飲んだのかもな。」
事務所への帰り道、
難波さんは軽く推理をした。
「だって被害者の家には何も無かったですし、
柊木日芽の家でもハーブの匂い一切しなかったですもん。」
「犯人の痕跡を探そうと、荒業をした訳か。
とゆうか、青山くんそっちの道ぢゃないぞ?」
難波さんが俺の首根っこを掴んでこようとしたが、俺はそれをひょいと避け、にこやかに彼に言った。
「難波さん、お腹空きませんか?
近くに親友が経営している喫茶店があるんです。
もしかしたらそこの可能性もありますよ!」
俺の言葉に反応して、胃の辺りに手を当てて腹のすき具合を確認した難波さんを連れて、
交差点を渡らずに違う道へと案内した。